雑貨屋さんのディスプレイ術

インテリア雑貨屋さんに行くと所狭しと数多くの可愛らしい商品が並べられている。物がいっぱいあるのになぜか雑然とした印象にならず、むしろワクワクする。断捨離という言葉が流行り、物を少なくする事が美徳とされる風潮もあるけど、あまりにも物の少ない部屋は寂しいもの。雑然とした印象にならない雑貨屋さんの陳列、ディスプレイにはコツがたくさん詰まっている。そんな雑貨屋ディスプレイ術を参考にインテリア雑貨屋さんへ行った時のようなワクワク楽しい自分らしい空間を作って行こう。


alvhem makleri & interior
ピンポイントでディスプレイの方法を見る前に、全体的な印象から見てみる。ものがいっぱいあるけれど、雑然とした感じがしないのは、構成されているエレメントに統一感が感じられるから。色の構成については、大きく分けて、黒、白、生成り色の3色。モノトーンに生成り色を入れると大人びたナチュラルインテリアになる。まずは、テーマカラーの構成を決めて、色数を増やしすぎないようにする。ディスプレイでは、同じものをいくつか並べる、同じアイテムはまとめてディスプレイすること。また、いっぱい飾っても、それぞれのディスプレイアイテムの間はあける。くっつけたり、無理やり詰め込むと、ディスプレイではなく、収納となってしまうから、あくまでも、見る事を念頭に部屋をデコレーションする。また、デコレーションアイテムはディスプレイの基本の三角形をつくる。上の写真では、カウンターの上を見てみると、左側のアイテムは、スタンド照明、フォトスタンド、キャンドルの3つの構成で高低差と配置で三角形を作り、右側のアイテムは、花と白い四角い高さ違いの2つの小物の3つで高低差をつくっている。ディスプレイのアイテムをまとめて、高低差をつけて配置して、間合いを取る。
 


jessica downey photo 

アシンメトリーのディスプレイは動きが出て賑やかな印象になり、シンメトリーなディスプレイは安定感でる。整然と見えた方が雑然と見えにくいから、シンメトリーをつくってあげるのも一つの手。上の写真ではチェアをシンメトリーに配置している。真ん中にあるチェストの上には小物をディスプレイしているが、シンメトリーに配置されたチェアが安定感を出しているから、全体の印象として雑然と見えにくくなっている。大きめの花瓶や観葉植物など、大きさのある物でどこかにシンメトリーをつくり、安定感をつくって、飾る場所はディスプレイの基本を守りながら、いっぱい飾って。上の写真もチェストの上は、アイテムいっぱいで飾られていている。


meandalice

目線を集める場所をつくることで、人の目線が固定されごちゃごちゃと印象を感じにくい。上の写真では、カウンターの奥の壁をチョークボードペイントにし、額を飾りつつ、チョークでデザインしている。この壁がビューポイントとなり目線を集め、ほかに目線が行にくい。また、大きめなペンダントも目線を集めるアイテム。どこかに目線を集めるビューポイントをつくる事で雑多な印象になりにくい。小物のディスプレイは、基本を守りながら飾って。


hviturlakkris
前出の写真のようにカウンターの上等に飾る方法とは違い、家具やトランクなど、箱物を基本にその中に小物を飾っていく。単位が箱のため、ラインがそろいやすく、すっきりと見える。家具の棚は、収納スペースではなく、ディスプレイスペースと考えて、詰め込みすぎない。見せる事。見る事を忘れずに配置して。


vintage junky

壁に飾られた額の使い方がとても参考になる写真。チェストの上に置かれた額を見ると、額に紐を通し、写真をクリップしている方法は、参考になる。

雑貨屋のディスプレイ術を参考に好きなものに囲まれる楽しい自分だけのインテリアをつくってみよう。

   
   


   

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