ベッドサイドテーブルは左右対称に
ベッドサイドにはテーブルがあるのが定番ですね。
左右にスペースを取って、両サイドにシンメトリカルにテーブルを置くことで安定感のある配置となり、ベッド周りのスタイリングは格段にレベルアップします。
ベッドを中心にきっかりと左右対称にエレメントが配置されています。照明や、壁に飾られたアート、窓の配置まで綺麗に揃っていて、非常にしっくりとくる配置です。
こちらのベッドは大きな壁を背にして、側面に窓がある部屋の配置です。一般的にはベッドの背面は壁を背負っている方が落ち着くと言われています。
左右にテーブルが置かれていますがそれぞれ別のデザインのものが置かれています。スタンドランプが左右で同じなので違和感を感じないのです。
逆にこの部屋ではベッドサイドテーブルは左右に同じものが置かれていますが、ランプや小物の並べ方は左右対称を崩してあります。足元のスツールは丸と四角のものを並べてリズムをつけています。ベッドヘッドの上の飾りも左右非対称のアイテムを並べていますが、全体の色調が揃っているので雰囲気としてはまとまっています。
シンメトリカルな配置。スタンドランプが揃っていると対称に見えますが右側にはフォトスタンド、左側には花が飾られていて変化をつけています。挿し色のピンクのピローを中心に、左右にほんの少しピンクのもの、右の団扇、左は花の色、を並べてさりげなくバランスを取ってあります。
ぱっと見、左右は同じに見えますがテーブルは別のものが置かれています。これも、スタンドが対になっているので見た目の印象が対称に見えます。ベッドエンドに置かれたスツールがきちんと対になっているのもテーブルとの対比としては効果的ですね。
色彩的には、グリーンのアイテムでベッドをぐるりと囲んでいるで全体の統一感があります。
色彩や全体のアイテムを揃えた上で、ワンポイントを崩すというのがオシャレに見えるコツですね。
これも、全体の印象は揃えて、テーブルは左右別々のものが置かれています。壁に立てかけられた鏡が効いていますね。一見同じ家具が並んでいるように見えます。サイドテーブルと鏡の高さよりもベッドヘッドの部分に高さをつける意味で天蓋状にカーテンを設えているのが、この配置に安定感を生み出しています。
ベッドの両側の壁をモールディングで囲んで壁紙を切り替えています。壁に取り付けられたブラケットランプとミラー張りのサイドチェストがアクセントになっています。
ミラー張りのアイテムがクッション状になったベッドヘッドとの質感の対比を生み出しています。布地のような柔らかいものとミラーの硬い質感の、対照的なものの組み合わせがメリハリを生み出して部屋の印象を引き締めます。
チェストは片方が扉、片方は引き出しとなっていて、やはりちょっと違えてシンメトリーを上手く崩していますね。
ベッドヘッドとベッドエンドにボタン留めのクッションをあしらって前後の印象を揃え、左右はミラー張りのサイドテーブルを置いて、硬-柔-硬のコンビネーションでまとめてあります。テーブル上のスタンドやガラス玉、花瓶なども光沢のある硬い感じのもので質感の印象を揃えています。
もう一つベッドヘッドとベッドエンドのベンチを揃えた例。ベッドヘッドは壁全体に中綿を入れた生地張りで左右に折り返してベッドを包み込むようになっています。眠る時に頭を置く側が少し囲まれていることで心理的には落ち着くのだと言われています。
全体的に落ち着いた色調なので、サイドテーブルは明るめの色の天板で全体が沈んでしまわないようにアクセントをつけています。ベッドに対して小さなテーブルです。こういうバランスもありですね。
カラーコーディネートの一部に上手く生かしている例。サーモンピンクのサイドテーブルは単体ではどう使って良いのか迷う家具ですが、ピローのパイピングやクッションのカラーと合わせることで効果的を上げています。こういう場合も左右対称に配置されていることが重要なポイントになりますね。
サイドチェストに個性的な柄を加えてアクセントをつけています。全体の色調が揃いすぎてしまいそうな時、カラーリングは同じトーンで揃えつつも大胆な柄のものを選ぶことでも変化がつけられます。こういう派手な感じのする家具は使い方を迷いますが、単体で選ぶのではなく、部屋全体の中に置いてみてどうかという考え方をすれば柄を生かす使い道が出てきますね。
全体を一つのトーンでまとめるのも綺麗です。グレーの濃淡でまとめられたシックなコーディネート。
ベッド、ベンチ、サイドテーブルはどちらかというとクラシカルなスタイル。縦ストライプの壁もトラディショナルなスタイルですね。ここに下げられたペンダントランプはモダンかつカジュアルなもの。IKEAのペンダントですね。
グレーの色調の中に白いタンポポの綿毛のような照明が浮かび上がって印象的です。
シンメトリーの配置も照明の存在感を際立たせるのに一役買っています。
ベッドヘッドの幅で壁、天井を塗り分けたカジュアルモダンなベッドまわり。サイドテーブルとチェストは
たまたまあったものを並べたと言った感じの気楽な配置。壁に左右対称に付けられたランプの効果で充分にシンメトリーに見えます。
ピンクのトーンでまとめられたベッドヘッドまわり。
派手なカラーリングの背景に白いランプとテーブルがモダンな印象。奇抜なカラーリングですが左右対称のテーブル、照明の配置がシーンに落ち着きを与えています。カラーとスタイルはモダンでライトな感じですが、こういう組み合わせの時こそ、トラディショナルな配置が効果を発揮しますね。
ごくシンプルな白基調のカジュアルなベッドルーム。
ワンルームマンションでも真似できそうなぐらいシンプルです。
こういう配置だと壁際にベッドをくっ付けたくなりますが、小さなサイドテーブル分だけでも壁から離して、ベッドヘッド周りにシンメトリーな配置を作ることでスタイルが作りやすくなります。
白っぽい部屋なので、思い切って黒いスタンドを左右に置き、壁に黒い小物でちょっと飾るだけで簡単におしゃれな感じに変わります。
これも白っぽいベッドルーム。木製のヘッドボードがアクセントになって、シンプルかつナチュラルなテイストにまとまっています。ベッドヘッドを中心に考えて、サイドテーブルは部屋に溶け込む白いものを選んでいますね。
カジュアルなコーディネートはシンメトリーを強調し過ぎず、さりげなくまとめる方が似合います。
ここでは左右のランプはテーブルスタンドとアームランプで違えています。形を変えながら、シルバーの質感だけは揃えてあります。全くのバラバラではないのです。
特徴的な窓をヘッドボードに見立てて、シンメトリーに配置されたベッド。建物の特徴を上手く生かした配置です。左右のテーブルは片方は木製。もう片方はスチール。素材も質感も違いますがラウンド型を選んで形の共通性はもたせてあります。
二個と一個に分けて、シンメトリーになりすぎるのを防いでいますね。スチールのテーブルはピローと合わせて白黒の組み合わせ。木製のテーブルはベッドエンドのベンチと木目の調子を合わせてあります。
左右で違う要素のものと合わせながら、全体的にはまとまったイメージを作り上げていますね。
コーディネートの見直し例。
ベッドは同じですが、サイドテーブル周りに手を加えて見違えるようにオシャレに変身しています。
左側のテーブルをミラー張りのものに買い替え、合わせて右側のチェストをリメイクしています。
そして、左右対称のランプと、クローム調の小物を幾つか飾って、左右のバランスを整えて完成です。
大々的に変えたわけではなく、勘どころを押さえたコーディネートで最大限の効果を上げています。
ちょっとしたバランスで、見た目がガラッと変わるということがわかりやすい好例ですね。
サイドテーブルをデコレーションのアイテムとして考えることでベッドまわりのスタイルをつくる手掛かりになります。ぜひ、テーブルとスタンドをシンメトリーに並べるところから始めてみてください。簡単で、とっても効果的なデコレーションです。
こんな記事も読まれています
◀前のページにもどる
◀ホーム