Paris メゾンエオブジェ 2017/1月 レポート⑦

“Maison et Objet” 1月の視察のレポート。第七弾。
今回はサロンで見つけたちょっと変わったインテリア・建材アイテムのご紹介。斬新なデザインやコーディネートに注目してみました。

豆知識<Maison et Objet とは?>
年に2回、1月と9月に開催される見本市。インテリアに関するデザインの見本市の総本山と見なされている。
家具、装飾品、テーブルウェアなど、最新のインテリアデザインの事情やトレンドを知るため、また最新の商品を購入するため、仕入れ人や店舗経営者なども来場する。
パリ・ノール・ヴィルパントの25万?弱の会場を借り切り、更にその会場を拡張している。約3000社が出展し、インテリアや家具、デザイングッズなどの経営者や仕入れ人合わせて約8万5000人が来場。経済効果も絶大、というイベントです。


畳に換算して4枚くらいでしょうか?ブースに飾られた食器たち。
一見見ると、何やらシノワズリっぽいオリエンタルな柄もあって、見落としてしまいそうですが、よく見ると?



お分かりでしょうか?ここにある全ての食器がこんな風に半分違うデザインのアイテムなのです!おそらく出来上がった食器を半分に切断して別の片割れと接合したものと思われます。驚くのはお皿だけではなく、ティーカップもカラフェもフラワーベースもガラスコップも!そして3段トレイだって、全部が半分半分。あくまでも目を引くためのディスプレイだろうなと思ったら、違いました。本当にこういう物を売っていました。
日本でも販売しているようなので気になる方はぜひ。


メーカーはイタリアのSELETTIと言います。私がとっても欲しくなったのはこのキュートなネズミのランプ達。3種類ほど形があって、愛嬌ふりまいています。この他にもお猿さんのランプもとっても可愛い。こちらも気になる方は探してみてくださいね。


よく家具の張地を透明にして中の構造を見せる手法を家具屋さんで見かけますが、こちらはこれが完成形です。売り物です。中のバネや構造が丸見え。でも張地は丈夫なビニールなので、家具として使って問題ないのだと思います。
あえてクラシックな猫足家具なのに、ここまで斬新なモダンさを持たせるのがオシャレですね。


こちらはソファです。ロッキングチェアと言えなくもないですが、こちらは横に揺れるヤジロベエのようなソファです。安定しておりません。コーヒーを持って座ったりしたら危険です。プロモーションのVTRを見ていたら、両端に人を座らせて安定させていましたが、当然片方が立ち上がればユラリと偏ってしまう面白いアイテムなのです。部屋に幾つもソファを置くのなら、一つくらいこんなソファがあっても楽しいかも?

次回も引き続き、サロンで見つけた一風変わったアイテムをレポートいたします。

記事提供


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