clip:白xグレーxベージュ リビング シンメトリー

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抑制が効いた色調、シンメトリカルなエレメントの配置、あまり広い空間ではありませんが美しいリビングルームです。
暖炉を中心として両脇の飾り棚とソファの配置を左右対称にしただけのことですが、部屋の雰囲気の半分はこの家具配置が作り出しています。
日本のインテリアのスタイリングでは同じソファを2台揃える方はあまりいませんが、このような配置でかちっとした感じを作るにはなかなか有効な揃え方ではあります。
その他のエレメントはシンプルな空間にキャラクターと活気を与えています。
プレーンな形のシェードと額装されたポスターはこの部屋にカジュアルさとリラックスした雰囲気を加え、吊り下げられたシャンデリアと鏡張りの飾り棚は軽い雰囲気になり過ぎないように、空間にエレガントさを付け加えています。

飾り棚の中はわざと間隔を空けて小物を配置し、鏡の映り込む面を多めに見せて向こう側に空間があるような視覚効果をもたらしています。
部屋を広く見せるのに鏡を使うことは多いですが、人が映り込まない端の方の左右にさりげなく使っているところが高度なテクニックです。部屋にいる人に自分の姿が映る緊張感を与えることなく、自然な形で小さな空間の行き止まり感を軽減しています。
日本の住環境に近い大きさの空間とりですが、スタイリングはかなり洗練されたもので部屋の良し悪しは広さではないと思わされる実例でした。

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