コンソールテーブルの上の飾り方あれこれ

コンソールテーブルやサイドボードなどは天板の上にディスプレイコーナーを作るための飾り台です。飾る場所をつくることで部屋の中にハイライトになるコーナーが生まれます。そんなコンソールはどのように飾るのがいいのでしょう。
意外とよく質問を受けるのは何を飾ればいいか分からないというもの。
好みはそれぞれですが、スタイルを作りやすい飾り方をピックアップしてみました。

シンメトリーにする

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bhg
壁に沿って置くのでほとんどのコンソールは横長いスペースになります。
両端に同じ物を飾って左右対称に見えるように飾るのが一番簡単にスタイルを作ることができます。スタンドライトかキャンドルスタンドなど高さのある物を両側に配置するといいでしょう。
この写真のシーンでスタンドの間にあるのはフラワーベースとキャンドルホルダー、サンゴがひとつ。

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flashdecor
スタンドだけでも充分スタイリッシュですね。シンプルなディスプレイを目指すなら飾るアイテムはアクセントがつくような個性的なものがいいですね。
スタンドのデザインとインパクトのある写真の組み合わせが決まっています。

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honeywerehome
リビングに置く場合、下段にも物が置けるとちょっと使うものなどを置いておく場所としても重宝します。
バスケットに予備のクッションや膝掛けなどを置いても絵になります。
上下の関連性を持たせる為に同じ物を飾るのがコツです。カボチャの飾りが上下に分けて置かれているのがそれです。
上に飾る物は均等に配置せずに真ん中にまとめて。両脇のスタンドとの間は多少空け気味にしておいても大丈夫です。

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thedecorfix
上下でシンメトリーの配置を繰り返しています。左右対称の配置はその場に強力に作用しますので、この間には適当に物を並べてもそれらしく見えます。
ただ物を置くよりも重ねて置く。敷物の上に飾る方が見栄えがいいです。布を敷いてもいいし、トレイの上に置いても、この写真のように本を重ねて置いてもいいのです。また、目を引く形のものをシンボル的に置くと締まります。

アシンメトリーにする

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westelm
左右に飾るものを変えながらバランスをとっていくディスプレイ方法ですが、きれいに見えるコツというのはあります。
左右の分量のバランスを変えた方がいいですね。対比の関係をつくります。
この例では一番大きな分量を下のバスケットに置き、テーブルの上にも左側に分量の重心を持って来ています。
一方で、一番目立つ質感のメタルベースのスタンドは右側に配置しています。
左右のオブジェクトに分量と質感の対比の関係が生まれて程よい緊張感が目を引くディスプレイになっています。

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brabbu
背の高いスタンドに対して、花瓶と本を左側に寄せて、高さと分量という別の要素で左右の釣り合いが取れて見えるようにバランスをとっています。
スタンドのベースと花瓶の形を似せて、一見シンメトリーのような感じに見せているのも面白いです。
安定感のあるシンメトリーな配置と比べるとアンバランスさの中に均衡を保つような飾り方なので、モダンやカジュアルな空間の気楽さと良く似合います。

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fanelis
ちょとしたワークスペースにもなるネストテーブルのコンソール。
飾り台でもありながら、デスクのような雰囲気もあります。スモールスペースのレイアウトでは別の機能を兼ね備えたコーナーが便利ですが、使わない時には飾りの役割を果たすように上の段にはフォトフレームや、空の花瓶を飾って置きます。

コレクションの展示台

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altard
何か集めている物があれば、それを飾りましょう。アンティークのタイプライターや扇風機などはオブジェとしての存在感もあって飾るのには持ってこいです。
ここでも本を重ねて高さを付けて飾るテクニックが使われてますね。

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four corners design
同じ物を沢山集めれば、どんな物でも見応えのあるコレクションになります。古い時計を並べたディスプレイ。ひとつづつ見ればガラクタかもしれないけれど、集まる事で意味があるものになるのがコレクションの面白いところ。こういう飾り方もありですね。

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bhg
ちょっと変わったものを集めて飾るのも個性的な演出ができて面白い場所になります。風見鶏のコレクションをディスプレイしたコーナー。コンソールと呼べないくらいの箱の上の飾りですが、全体的に古びたテイストなので雰囲気はまとまっています。こういう感じの中にも鏡のようにひとつピシッとした質感の物を加えると締まります。

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rest oration hardware
シーン全体をコレクション的に飾る方法もあります。スチールのキャビネットと、歯車の飾りのインダストリアルなテイストを中心に、メカニカルなスタンドランプとダメージ調の革のチェア。ハードでタフな男性的テイストのコーナーとして飾ります。
このコーナーのシンボルとして、歯車のオブジェは最大限効果を発揮していると思います。一点、クロームのフロアスタンドを合わせて、錆びてラスティックな質感との対比を作っていますね。
そのまま作業場みたいに見えないようにインテリアとしてはきれい目のものを加えてバランスを整えます。

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decor4all
貝殻のコレクションはリゾートのイメージを簡単に作ることができるディスプレイアイテムとして重宝します。貝殻一個とか二個くらいだとカワイイ感じですが、数がまとまるとオブジェとして存在感がでてきますね。
左右のスタンドから間を空けて、真ん中に集めて飾ることと、真ん中が高くなるように山型に並べるのが、綺麗に見える飾り方のコツです。
並べてみて散漫な印象がする時は、中央に集めて高さをつけてみると引き締まった感じに見えるかもしれません。

色を揃えて飾る

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the dormy house

色を揃えてしまうというのもまとめやすい飾り方です。全部のアイテムが同じ色調だと何を置いても違和感が出にくいですね。ディスプレイの印象は色から受けるイメージになりますので写真のような柔らかい色調ではとても品よく見えます。色は揃えつつも、ぼんやりとして見えないようにガラスやメタルなど質感の違うものを添えてアクセントをつけましょう。

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honey were home
なんとなくブルー系の濃淡で揃えるとこういう感じ。カラーに共通点があるだけで急におしゃれな感じがしてくるから不思議です。逆に言えば、色だけ揃えておけばそれだけで雰囲気よく見せることができます。雑貨屋さんなどでカラー別に分けて商品が陳列されているのと同じ理屈です。

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elizabeth kimberly design
たとえば、飾るものだけを真っ白で揃えると独特な緊張感がでて端正な飾り方に見えます。石膏像のイメージに重なるような、白にはオブジェの存在感を際立たせる効果があるように思います。

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aflair for vintage decor

質感とカラーを揃えて、青いガラスで統一されたディスプレイコーナー。きれいですが、これだけだとやっぱり単調な感じもありますね。左右に置かれた黒い椅子がこのシーンにメリハリをつけて印象的なものにしているようです。シートに廻された青いパイピングが一番のポイントです。小技が効いてます。

コンソールまわりの飾り方について色々な方法やテクニックを集めてみました。ホールは勿論のこと、リビングやダイニングのデザインの中心に置くと部屋に対してイメージが作りやすいですよ。

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