モールディングブラケットで空間を間仕切る
部屋を使い勝手でゾーン分けしたり、スペースを強調したり、モールディングブラケットを室内につける事で、意匠的にも効果的。今回は、そのブラケットを使ったインテリアデコレーションを紹介する。
【 スペースを強調する 】
朝食など簡単に食事をとるためのスペース、ヌック部分に設けられたウィンドウベンチ。出窓のようになった天井の部分にモールディングブラケットをつけることで、ベンチスペースを強調している。スペースを視覚的に区切る事で、囲われてたスペースとなり、安心感と居心地の良さにつながっている。また、視覚を遮るものが少ない天井近くの高い所にあるモールディングブラケットは、デコレーショとしても効果的。上の写真は、アンティーク調のモールディングブラケットでシャビーシックインテリアを強調し、一番のポイントとなっている。
リビングの一部のソファースペースを囲う。モールディングブラケットがある事で、手前のリビングの天井高とソファースペースの天井高が違う事に意味を与えている。効果的な使い方。
【 ゾーニングとして 】
限られたスペースなどでは特に壁を設けて空間をゾーン分けすることは難しい。モールディングブラケットで視覚的に分けてゾーン分けをしながら、広さ、抜け感を確保したい。
キッチンへつながる開口部にモールディングブラケットをつける。モールディングブラケットが、角をなくし、空間の印象を和らげている。開口が装飾されているから、まるで、向こう側の空間が額に収められた絵のように見える。日常をドラマチックに見せる効果があるテクニックは参考にしたい。
【 対面キッチンの開口部分 】
キッチンのスタイルとしても人気のある対面型。開口部分をアーチ形にするとナチュラルな印象が強くなるけど、上の写真のようにモールディングブラケットで角を落とすようにすれば、かっちりした印象を残しつつ、柔らかさを出すことができる。インテリアのスタイルに合わせて、開口部分もデザインしよう。
シャビーシックなインテリアにはモールディングブラケットはよく合う。デコレーションアイテムが曲線的な場合、開口もやはり、曲線ラインをつけて統一感を持たせたい。
【 ゾーニングではないけれど 】
キッチンの吊り戸キャビネットの下にモールディングブラケットをつける。空間を分けるゾーン分けではないけれど、ブラケットの使い方として、参考にしたい。
モールディングブラケットは、使い勝手がよく、開口部につけるほかにも上の写真のようにキッチンキャビネットに使ったり、棚受けとしても使ったりできる。また、デザインも数多くあるから、つくりたいインテリアスタイルに合ったものを選んで、つけてみよう。
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