[clip]グレーx青x白 リビング 飾る絵の色からコーディネートを考える
一枚の大きな絵が壁に飾られています。
このシーン全体が、この絵が主役となるインテリアコーディネートがされています。まずはすっきりした空間の中にちょうどいいサイズの壁があり、そこに飾る絵が決まったことでしょう。
絵の中の色を取り出してカラーパレットを決め、それをインテリアの中に溶かし込んでいきます。
白から明るいグレーの間を基調色とし壁とソファ、ラグの色を決めています。
絵の中でも一番印象に残る渋みのある独特の青い色を注意深く一人掛けのソファに移してありますね。張り地の生地の質感まで気を配って選ばれた家具が絵の中のイメージを部屋の中に取り出させたかのような見事なマッチングを見せています。
床の色、ソファの脚、サイドテーブルまでの茶色は絵をよーく見るとところどころに見られる濃い部分の色にそれとなく合わせてあります。
センターテーブルは絵の中央部にある淡いベージュっぽい色との合わせ。
花瓶と花の色もまた絵の中から見いだすことができます。
モダンアートっぽい雰囲気なので、手前のカウチソファとセンターテーブルはシンプルな形の現代的なデザインの物を配置していますが、絵の左右に置かれた一人掛けとサイドテーブルはもう少しクラシックなテイストを加えて変化をつけて、絵と左右の椅子とで三角形の構図に目線を引きつけるように計算されていますね。
ともかく絵の中の要素を非常によく観察した上で作られたインテリアだと思います。
絵を買うという機会が頻繁にある方は少ないと思いますが、将来、部屋の真ん中で主役になるような絵を思い描きながらギャラリーなどを観に行くというのも楽しいのではないでしょうか。目的があると、絵を見るということの楽しみ方も変わります。
このように絵からインスピレーションを受けて拡げていく部屋作りというのも面白いアプローチですね。
別の部屋ではまた、別の絵を主役にした素晴らしいコーディネートがされています。
出典:homeadore
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