ベッドエンドにベンチを置く

ホテルの上級の部屋なんかにもある、ベッドエンドの部分に置かれたベンチ。室内でも靴を履く西欧の暮らしの中では、寝る前や起きた時に靴や靴下を履いたりする時に使うようですが、ベッドサイドに座っても出来ることなので、このベンチというのは寝室のアクセサリー的な色合いが強いです。
あれば寝室のグレード感はぐっと上がること間違いなしです。


andrewjhoward
薄いベージュでまとめたベッドとベンチとサイドチェア。水色のアクセントカラーとの配色の取り合わせが綺麗ですね。これらの家具類は脚の形などを見ると必ずしも同じスタイルではないですが、張り地の生地の色や風合いの感じをなんとなくまとめることで上手にコーディネートされていると思います。


apartmenttherapy
エスニックなアイテムをアクセントにしています。
ベンチもコードで編んだ素朴なテイストのものを置いていますね。部屋のテーマを表現するアクセサリーとしてベンチが使われています。
部屋は全体的にはすっきりとさせて、エスニックなテイストが行き過ぎないようにコントロールされています。


im nicky summer
via Twitter
カウチソファっぽいベンチ。
隣り合ったベッドフレームとこのベンチの脚は色も形も全く合っていないけれど、
奥の1人掛けチェアとは張り地とクッションのコーディネートが合っています。
脚の色合いはミラーのフレームと感じが合っています。
テイストや色を合わせる相手がいることで、それが部屋にあることが自然に見えます。
コーディネートというのは絶対に同じスタイルの家具や塗装で揃えなくてはいけない、ということではありません。


freshome via Twitter
カラーリングを絞り込むと、テーマのはっきりとした部屋作りになります。白地に青〜ターコイズのカラーを印象的に。海のイメージですね。
ここでのベンチは長椅子ではなくて、スツールの形のものを一対。
脚の形に曲線を用いて、カラーリングの邪魔をしない形でフォルムによってちょっとだけ変化をつけています。


decoist
この部屋も、スツールを二台置いていますね。
ぱっと見、割と直線的に構成された家具が多いので、スツールのクロスした脚は、部屋が単調になりすぎないように程よくリズム感をつけてくれていると思います。


home decored
きれい目にまとめられた部屋に少々くたびれ感のあるカントリーっぽい家具を置いて、質感のギャップをつけたスタイルにしてあります。
写真の上半分と下半分の印象はちょっと違って見えると思います。
テイストが違うものをミックスするのもファッションではよく使うテクニックですが、インテリアでもやってみるとなかなか面白いものです。


home decored
広めのベッドルーム。変形の部屋などでベッドの端から変に空間が空いてしまうような時はベッドエンド側にベンチやラグを置くと間延びして見えるのを防ぐことができます。


vintage and chic blog
天井にアクセントカラーを持ってきています。立って見る部屋の印象と、寝そべって見る部屋の印象が大きく変わって面白いです。ベンチはベッドヘッドと合わせた張り地であたかもベッドの一部のように見えます。


apartment therapy
このシーンでもベッドとサイドテーブルとベンチの脚の形はバラバラですが質感は揃えられていますので違和感はありません。ベージュのトーンでまとめられた優しい色合いの部屋。スタンドと額縁のフレームに細くクロームのものをあしらっているのが野暮ったく見えないポイントです。


bhg
赤いラインのアクセントが効いたなかなかビビッドな寝室です。壁の色が落ち着いているので小物類のカラーが立っています。ベッドヘッドがゴージャスなので、足元に同じテイストのベンチを置いてちょうどいいバランスです。


luxe
エレガントなベンチ。ホテルのスイートなんかに置いてありそう。青い張り地は高級感があって部屋のグレードが上がって見えますね。革のベルト留めがされた丸いクッションのひじ掛けも品がいいです。


inside out via Twitter
天井の高い、シンプルなベッドルーム。装飾の要素も少なく、素材感もナチュラルでサッパリしています。
手前の空間が広そうなのでベンチはベッドだけがぽつんと置いて見えないようにバランスを取る役割です。編み込みの感じをスタンドランプのベースとコーディネートしてあります。


decoist via Twitter
カジュアルな青で練り潰された部屋。
寝具の青と壁の色で部屋全体のイメージが作られています。ベッドエンドのベンチはアクセントカラーで黄色っぽいグリーンのものを選んでいます。
ポップな色使いですね。
ベッド周りと窓辺の白い部分の配置と分量の使い方が上手いので奇抜な色使いでも以外と変な感じには見えません。


luxe via Twitter
きれい目な白っぽい感じでまとめたベッドルームのアクセントに、エスニックなベンチを用いています。
まとまりが良すぎても部屋としては退屈です。単調なリズムを崩すようにギャップのあるものを持ってくるのも時には必要です。


veranda
すべての家具のテイストが揃えられています。
テーマカラーも水色をベースとして部屋のカラーリングともマッチさせています。
左右対称のスタンドランプとサイドチェストの配置の仕方、その上の小物のバランスの崩し方。
ベンチの背もたれの張り地をベッドヘッドのクッションに繰り返すなどセオリーを守ったコーディネートで安定感がありますね。


real homes magazine
この壁に塗られたグレーは青みがかっていてちょっと強めの印象を受けます。
対照的に柔らかい曲線で作られた家具と部屋のカラーリングにはギャップがあって、モダンな感覚の組み合わせです。

様々な寝室に置かれたベンチ。
ベッドルームベンチなどと、そのままのネーミングで販売されていることが多いです。日本の住宅事情では一般的ではありませんが、海外では家具の一ジャンルを形成しています。
たまに、細長い部屋などでベッドのエンド側が妙に空いてしまう時などがあったりすると、こんなベンチなんかを置いてみるといいなあと思います。
家具のレイアウトを考える時、こういう家具もあるんだなと覚えているとまた新しいアイデアが浮かんでくるかもしれません。

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