額を4つ飾る
安定感があってかっちり見えます
額の並べ方のコツです。今回は4つ並べて飾る方法を集めてみました。
4つの額の組み合わせは横に並べるか、縦に並べるか、田の字型に組み合わせるかの3通りあります。
それぞれどういう風に見えるか見ていきましょう。
田の字型に並べる
4つの額を均等に並べる方法です。4コマの漫画のようにどことなくストーリー性を感じる並べ方です。同じテーマでもちょっと違うものが並んでいると面白いですね。一つ上の写真のように、飾る者のサイズは揃わなくても、額の大きさを揃えることでひとまとまりに見えます。
腰の高さから上でちょうどバランスがいい大きさになります。壁面が寂しい部分を埋めるには効果的な配置です。
下に家具がくる場合にもバランスがいいですね.
額縁にも目がいくので、思い切ってアクセントカラーを入れて、強めにもってきても安定感のある配置ですからバランスよく決まります。
アクセントウォールカラーとの色あわせ。壁面全体をポイントにする飾り方です。
部屋の奥、目線が行き止まる所に配置すると空間が落ち着いて見えます。
ソファの上も飾りやすい場所です。
部屋の中心がこの部分だと指し示す効果があります。センターテーブルと揃えるだけで整然とした印象に。
小さな場所にも殺風景さを紛らわす効果がありますね。
TVの横で部屋全体からはオフセットされていますが、奥の隅の方へ目線が抜けてしまわないように手前で受け止める効果を発揮しています。
シンプルな部屋なので、大きく大胆に飾るくらいでちょうどバランスがいいですね.
一つの額に収まってしまっていますが、同じものを4つ並べるとさらに整然と見えます。
部屋は変形ですが、家具と額の配置は完全なシンメトリーです。斜めを向いた壁がありますが、家具は浮ついた感じにならずに安定感を保っています。
ちょっと空いてしまった壁を埋める感じの配置です。やっぱりこれ取ってしまうと階段廻り寂しい感じがしますよね。
照明、壁面の額縁、センターテーブルのテイストを揃えて。ちょっと華奢な線がフェミニンな雰囲気。
可愛らしい色つかい。ちょっと安定感に欠ける家具配置ですが、額の位置とベッドを揃えることでどうにか落ち着かせている感じです。
浴槽の上。日本の浴室には難しいですが。
これも部屋の奥で目線を受け止めて殺風景にならないように配置されています。
少しブルーがかった壁。額縁のマット部分の白がちょうどいい対比を生み出しています。
壁に額が並んでいることで、テーブルが落ち着いて見えています。そしてさりげなく椅子の張り地と色合わせ。
ポップなアクセントカラーがおしゃれ.クラシックな暖炉とのかっちりとしたマッチングもお見事。
照明器具を片側に寄せて、開いた方の壁面を上手く埋めています。奥に同じ額をまた4組置いているのがこの空間全体の一体感を高めています。高さがきっちり揃っていて気持ちいいですね.
東洋風のインテリアですが、こうやってみるとこの額の配置は洋風に見えます。東洋的な物と西洋的な物がバランスよく組み合わせられていると思います。
ラフな雰囲気のレンガの壁に、きれいめの暖炉と繊細な鏡の対比が映えます。
横に並べる
横に並べると、田の字型に並べるよりもさらに起承転結を感じさせるような気がします。
よりストーリー性の強い感じがします。横に並ぶと、何か意味有りげな感じに見えるようです。
やはり横長な配置になるので、ソファのような横に長い物の上にあわせやすいですね。
そして、ベッドの上に飾られているのがよく見られる配置です。
やっぱりベッドの上の壁が決まりやすい配置ですね.
縦に並べる
縦に4つも額縁が並ぶ場所というのは意外と多くありません。センターラインがはっきりと出て、シンボリックな印象です。廊下のような細長い空間の行き止まりの突き当たりの壁みたいなところがお似合いです。
そして、こういう細長く残った壁のアクセントにも。
天井が高くないと、なかなかできない飾り方。吹き抜けのあるお家にはいいかもしれません。
手前の姿見の縦長いラインと対称になってリズムを繰り返しながら、奥の壁の絵の方へ自然と目線を導いていきます。
部屋に入ってきて、一番奥に見える壁がそのまま空いてしまっているなら額を飾ってみてください。一枚の絵でもいいのですが、あえて4つの額を組み合わせて並べてみれば、そこを中心にしてちょっとおしゃれな雰囲気に見えてくると思います。少し部屋を飾ることでずいぶんと居心地のいい空間になります。家の壁面が寂しいと思う方は試してみてください。
出典:HOUZZ
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