Paris メゾンエオブジェ 2017/1月 レポート②
“Maison et Objet” 1月の視察のレポート。第二弾。
さっそく、目に留まったデコレーション・アイテムをご紹介いたします。
豆知識<Maison et Objet とは?>
年に2回、1月と9月に開催される見本市。インテリアに関するデザインの見本市の総本山と見なされている。
家具、装飾品、テーブルウェアなど、最新のインテリアデザインの事情やトレンドを知るため、また最新の商品を購入するため、仕入れ人や店舗経営者なども来場する。
パリ・ノール・ヴィルパントの25万?弱の会場を借り切り、更にその会場を拡張している。約3000社が出展し、インテリアや家具、デザイングッズなどの経営者や仕入れ人合わせて約8万5000人が来場。経済効果も絶大、というイベントです。
ポスター&ポストカード専門に扱っているフランスのお店です。スタッフの方に話を聞くと、抱えているアーティストはフランスに限らず多国籍に渡っていました。有名なイラストレーターから新人発掘まで手広く集めているようですが、共通してポップなデザインが多かったです。
私が気になったのはVahram Muratyan氏の作品。説明を極限まで削っているのに「あーわかる!」となる絶妙なNYとParisの対比がオシャレで面白い。行った事なくても、雰囲気でなんとなく分かっちゃう「らしさ」が絶妙です。
ヨーロッパでは暖炉の上などによく見らえる動物の頭の飾り。ハンティング・トロフィーというのが正式名称のようです。
確かにハンティングした獲物をトロフィーのように堂々と飾っているのをたまに見かけますが、それもぬいぐるみにされたらこんなに威厳が無くなるものですか!可愛いウォールデコレーションとしてずらりと並んでおりました。
ファンシーになった動物たちを壁にかけて、帽子掛けにしたりメガネ掛けにしたり、意外と使い勝手が良いのかも?
さて、こうやって写真撮影しながら視察していた私ですが、どこもかしこも写真撮影して良い訳では無いので、これからメゾンエオブジェに行かれる方はご注意を。特に法人ではなく、視察目的と称して観光半分で周った私のようなタイプは、ブースの写真を撮る時は「撮影しないでね」というサインのプレートが無いかチェックが必要です。(おそらく法人での視察や、相手との商談の流れで撮影が必要であれば、向こうも応じてくれるケースが多いと思うのですが)
例えばこちらの写真。
通りすがりに見つけた素敵なデコレーション。本物のバンを利用してぬいぐるみ達が旅に出ているような楽しげな様子が可愛い。本物を使って飾る、この手の抜かなさ、大人が本気出した感じで良いですね。音楽が流れてきそうな気ままな旅、ジョインしたくなります!
ついカメラを向けたくなりますよね?このように通りかかったデコレーションに「素敵!」って思っただけで、いちいち中に入って「撮影OKですか?」と聞いていたのでは時間がもったいない。
自社に関係のあるブースでもなく、カメラ禁止のアナウンスが無ければ、私は断りなく手短に撮ってました。商材として話を聞きたいブースだったら、先に話を聞いたり名刺交換したりするので、話が一通り終わったら改めて「撮らせてね」と言えば良い訳で。
こんな手法で周っていましたが、結果どこからもお叱りは受けませんでしたので、問題なかったと思います。
最後の写真はパリ市内の様子をパチリ。
アンティークな自転車がさりげなくカフェの隣に置かれていました。盗まれないのかしら?とちょっと心配になっちゃいますよね。
レトロなデザインがヨーロッパの街角風景に溶け込んでいるのが、流石です。
次回は、メゾンエオブジェで見つけたポルトガルの素敵な陶器メーカーさんを紹介します。
フレンチ・クッション・コレクション
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