コンソールと鏡とシンメトリー
エントランスや、リビングのちょっと空いたスペースなどにコンソールを置いて、ディスプレイコーナーを作ると、家全体がおしゃれに見えます。
たった一カ所見せ場を作ることで、全体がその雰囲気の中にあるように見える不思議な効果があるのです。
コンソールは専用に作られた奥行きの短いテーブルやチェストなどがおしゃれですが、腰から胸くらいの高さの家具であれば何でもかまいません。
見せる為の小物の飾り方にはちょっとしたコツがあります。
何かを左右対称に配置すること。
これだけで、雑然と物を置くのではなく、ディスプレイを意識した配置(に見えるよう)になります。
スタンドが左右対称に並んでいて、真ん中に鏡が掛けられています。
コツはコレだけです。
センターの鏡はデザインに特徴がある、パッと目を引くもの。
スタンドとコンソールの雰囲気はメタル調のもので揃えられています。
スタンドのセードと、テーブルの上の小物はライトブルーで揃えられています。
全体の色と質感を揃えて、真ん中に目立つ物を配置しているので、まとまりがあって、
目を引くディスプレイコーナーになっています。
シンプルな形のなチェストに、枯れ木をあしらったようなミラーが掛けられいます。
この二つだけだと、まず似合わない組み合わせです。
廻りの小物使いを鏡の方に合わせて、チェストを取り囲んで調和させていますね。
スタンドを左右対称に、ちょっと金属質の仕上げの物ですね。チェストの脚と雰囲気が合っています。
よく見ると、錆びた金属のような質感の物で鏡の枯れた感じとも合わせています。
スタンドが、チェストと鏡の雰囲気の間を取り持って全体をまとめています。
コレは、鏡の存在感でもう全体の雰囲気が決まってしまう感じです。
ただし、完全に鏡だけが浮いてしまわないようにちょっと工夫されています。
キャンドルホルダーが左右対称に置かれていて、この間の空間が一つの物だというイメージを作り出しています。
鏡の質感に合わせ、キャンドルホルダーと、チェストのハンドルがシルバーの物で揃えられています。
ハンドルがチェストに合ってない気もしますが、全体で見ればこの場の雰囲気にはよく似合っています。
チェストの取っ手はリメイクで交換した物かと思います。
家にある物でも、ディスプレイに合わせてちょっと手を加えると雰囲気が変わって有効に生かせます。
ディスプレイを前提に作られたコンソールテーブルで、オブジェのような脚がインパクトのあるデザインです。
このシーンではテーブルが主役のようになっていますが、見た目ちょっと重いので上に置く小物でバランスを取っていますね。
アクリルか、ガラスのスタンドは左右対称に置いて、間にシルバーのトレイ。
中心にはグリーンがあしらわれて彩りを与えています。
壁にはテーブルの方と質感を合わせたミラーが掛けられています。
重厚な雰囲気のミラーとテーブルの間に、軽やかなイメージのスタンドとトレイを置いて目線の位置が重くなりすぎないように工夫されています。
ディスプレイのコーナーを作るなら、スタンドを左右1対で揃えておくと、まとまりのあるコーディネートが出来ますよ。
出典:HOUZZ
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