腰下の壁をタイルにする
水がかりのある部分はタイルで仕上げるのが一番。跳ねた水もサッと拭ける。でも、クロスの方が色、柄共に豊富でバラエティーに富んでいる。そんな要素も取り入れたい場合は水がかりのある部分だけタイルにして、他はクロスにする。利便性とデザイン性を両方叶える!
そんな時に気をつけたいのは、タイルとクロスとの境目。タイルの見切りをどうつけるかでデザイン的にも変わってくるから、細かいところだけど注意したい。
【 モールディングで見切る 】
fun cheap or free
タイルは表面に溶液に浸けて焼き、色、柄をつけていく。素地の部分は赤茶色をしていたり、製法によって変わるが、裏面を見ると表面の色とは違っている事が多い。同じようにタイルの側面(小口)も溶液がかかっていないことが多く、色が違う。腰の高さで切り替える場合、貼りっぱなしにするとその小口が見えてくるから、色やデザインによっては隠した方が美しい。
木製のモールディングで隠す。タイルの色味に合わせて塗装して、一体感を出す。写真のように少し持ち出せば、小物を飾る棚かわりにもなる。
【 小口処理がされたタイル 】
la dolce vita blog
写真のように小口が少しアーチがついていて小口の処理がされているタイルも種類は少ないけどある。モールディングを廻して小口を隠すようなデコレーションを入れたくない場合、便利。小口がアーチ状になっているタイルと下のタイルとの目地を合わせずに半分ずらして、単調にならないように。
【 かまぼこ状のボーダータイル 】
the lovely side
かまぼこ状になっているボーダータイルで小口を抑える。色を変えて、デザインのポイントにする。
【 貼る部分を工夫する】
vtwonen
水跳ねしそうな部分だけ箇所を絞って張る。洗面ボウルの奥に台になるように壁をふかして、台の天面までタイルを張る。そうすれば小口が出てこない。タイルの切れ目をどこに持ってくるかを考慮してデザインする。
toriejayne
台の天面までタイルを張る場合、台の手前の角の部分に小口が見えてくる。タイルの副資材で小口を隠す金物があるのでそれを使って小口を隠して。色は、一般的にシルバー、白、艶のないシルバーとあり、写真のように艶のあるシルバーでデザインの一部として見せるのも面白い。
タイルの貼り方は奥深い。ほんの少し気をつけて見るだけで、ガラリと雰囲気が変わるものだから、意識を向けてみよう。
こんな記事も読まれています
◀前のページにもどる
◀ホーム