[clip]グレーx茶 ラグにアクセントカラーを持って来る
濃いブルーグレーが壁に配されて、締まった感じの部屋になっています。窓のある面と、隣の壁面は濃淡が付けられていて色彩的にメリハリがつけられていますね。光の入り方で窓のある面の方が暗く見えるのですが、その面の方を明るい色にしてあるのが壁色の濃い部屋を必要以上に暗く見せない為のちょっとした工夫です。
床も濃い色のフローリングなので、部屋に置くものはふた通りの選択をしていくことになります。
部屋全体の色調に合わせて暗い色合いにして溶け込ませるか、明るい色調を選んで目立たせるか。
この部屋では大きな置き家具は部屋の色調に馴染ませています。ソファと、サイドボードがそれにあたります。床の色に合わせて濃い茶色の物をチョイスして存在感が出過ぎないようにされています。
逆に、目立たせているのは白で揃えられた小物類です。センターテーブルや、ミラー、スタンドランプをはじめ、テーブルの上の小物、花瓶などが白で揃えられています。きちんと同じような調子の白で統一されているのでひとかたまりの演出として調和がはかられていますね。全体のトーンが暗めの色合いとされているので白い小物類がひときわ輝いて見えます。
白からブルーグレーで揃った部屋にアクセントを加えるのがラグの黄色です。青いイメージの部屋の中では補色である黄色はスパイスの効いたアクセントになります。色だけでなく床のパターンと合わせて単色で構成された室内に柄の要素を加えているのもポイントです。ベースカラー、アクセントカラーを分かりやすく組み立てていきながら、さらに柄を効果的に使って見せ場を上手く作りだしているのではないでしょうか。
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