[clip]黄x白+グレー ポップカラーの寝室


アーバンな雰囲気が魅力の灰色のフローリング。ナチュラル感がありつつも、野暮ったさを感じないのでモダンなインテリアには使いやすい床材だと思います。

ただ、灰色系統の色は地味だから嫌いという方も多いです。確かに、フローリングのサンプルだけを見るとなんか取り立てて特徴もなくて地味かも、と思う感じもなくはないですね。

こういう色は主役というよりは引き立て役にした時に効果を発揮する色なのだと思います。
写真の部屋では思い切りのいいはっきりした黄色の家具を持ってきています。
こういうビビッドな色の家具も単体で見るとどんな部屋におけばいいんだろうと思ってしまいますが、こういう無彩色の部屋に置くとなかなか素敵ですね。

床が木の色だったとしたら、ここまで黄色が映えて見えることはなかったのではないかと思います。
周りの色が地味だからこそ、鮮やかな色が活きるということですね。

細かく見れば置いたものが唐突に見えてしまわないように、配色を上手く混ぜて調和させてあります。
床の色を取ったようなピローがベッドの上においてあります。これがあることで床とベッドの関係がしっくりくるものになっています。
それをさらにベッドカバーの配色で繰り返しています。ベッドカバーは黄色と灰色に加え、壁の白も織り込んでこの部屋の配色を柄の中で繰り返しています。

このベッドカバーの配色から、部屋の色彩計画をまとめていったのかも知れません。
インテリアの計画では工事が必要な壁や床が先に決まって、家具やカーテンは後回しになってしまうことが多いのですが家具やクッションなどの色から部屋のカラーリングを決めていくというのも面白いですね。
計算された配色のおかげで、非常にテーマのはっきりとした部屋が出来上がっています。

手持の家具などを活用しながら、部屋をリノベーションする時なんかにも応用出来そうです。

出典:cote maison

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